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編集チームより
歯科衛生士が抱きやすい不満の一つに、残業の多さがあります。ここでは、一般的な企業における残業のルールや、歯科医院で残業が起こりやすくなる原因とその対応策についてまとめました。さらに、転職を選んだ場合にどう変わったかについて、現役歯科衛生士の意見も紹介していますので、ぜひご覧ください。
残業とは、企業が定めた所定労働時間を超えた労働のこと。法定労働時間は1日8時間・1週間40時間となっており、これを超えた労働分(法定外残業)については、通常の時間給+割増賃金の支払いが労働基準法で定められています。
参照元:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudouzikan/index.html)
ちなみに、法定労働時間を超えない残業については法定内残業と呼ばれますが、この残業に対して割増賃金を支払うかどうかのルールは歯科医院によって異なります。
歯科診療ではさまざまな器具を使用しますが、衛生面や翌日の業務への影響を考えると、その日のうちに片付けや滅菌処理を行う必要があります。
また、使用した診療ユニットやタービン類などのメンテナンスも必要です。その数が多かったり、人手不足で時間内に終了しなかったりした場合は労働時間が延び、残業という形になってしまいます。
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診療時間は歯科医院ごとに決められていますが、「受け入れ患者数が多い」「受付時間ギリギリに患者様が来院した」「治療自体に時間がかかった」といったケースの場合、診療時間が延びてしまいます。
特に、急患の受け入れを行っている歯科医院の場合、その傾向が強まるようです。
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歯科医院の中には、歯科衛生士をはじめとするスタッフの入れ替わりが激しいところがあります。スタッフが辞めた場合は、人手不足で残業が増加。新しくスタッフが入っても、仕事を覚えきるまでは残業が多くなる傾向があります。
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歯科衛生士としてスキルアップやキャリアアップしていくためには、日々の技術の研鑽・勉強が欠かせません。しかし、診療後に研修や勉強会が開かれるケースが多い場合、どうしても帰りが遅くなってしまいます。
しかも、こうした研修や勉強会は勤務時間としてカウントされず、給与や残業代が発生しないこともあるようです。
完全予約制の歯科医院は、その日に受け入れる患者数と診療時間が決められています。診療時間ギリギリに急患が訪れることもほとんどないため、残業になりにくいのです。
また、完全予約制の場合は歯科衛生士の業務スケジュールも立てやすく、本来の仕事に集中しやすいというメリットもあります。
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ごく基本的な取り組みですが、器材の片付けや掃除などを早めにスタートすることが重要です。診療のスキマ時間を見て洗浄などの業務を行う、使用しない器具は片付ける、使い終わった診療ユニットから掃除やメンテナンスをする、といった具合です。
翌日の診療前でも間に合うような業務は、ムリをせず翌日に回してしまうのもひとつの手段です。
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歯科衛生士が受付や事務スタッフなども兼任している場合、雑務が多くなり残業も増える傾向にあります。これを防ぐためには、それぞれの業務を専門とするスタッフを増やすことが鍵となります。
スタッフ数が増えれば診療や片付け作業もスムーズに進み、残業を減らすことにも繋がります。スタッフ数の増加については、経営者である院長に相談してみましょう。
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歯科衛生士の研修や勉強会は、診療時間前後に行われているケースが一般的でした。しかし、近年では勤務時間内に研修や勉強会を実施する歯科医院も増加します。場合によっては、診療を休んで研修や勉強会に充てているところも見受けられます。
こうした体制が整っている歯科医院に勤務する、もしくは勤務時間内での研修や勉強会を提言する、といった方法を取ってみましょう。
最終的に転職という道を選んだとしても、選ぶクリニックによっては同じ状況になる可能性もあります。転職によって本当に悩みが解決されるのか、慎重に考える必要があります。
当メディアのスポンサーである徳治会で活躍する現役歯科衛生士に、転職前と転職後の働きやすさについてお話を伺いました。
福利厚生がしっかりしている印象です。残業が減り、希望通りに有休が取得できるようになったため、家族との時間がつくれるようになりました。認定衛生士の資格手当制度もあり、キャリアアップのイメージができるのもいいと思います。
40代女性/勤続4~5年/転職4回以上
以前は通勤距離と仕事量の多さで疲弊していました。徳治会に移ってからは残業がほとんどなくなったのが大きいです。また、子育て中なので子供の体調不良で急なお休みにも臨機応変に対応してくださり、とても助かっています。
30代女性/勤続6~10年/転職1回
編集チームより
残業が多くなると不満が募り、歯科衛生士として働くモチベーションがダウンしてしまうこともあります。雑務ばかりに時間を取られ、歯科衛生士本来の業務ができなくなるケースもあるのです。
こういったトラブルを回避するためには、歯科衛生士、受付、事務、歯科助手それぞれの業務が体系化されている歯科医院を選ぶことが大事。各スタッフが自分の業務に集中できるため、残業が少なくプライベートの時間も確保しやすくなるでしょう。
今回お話を伺った歯科衛生士さん達が在籍する徳治会もそれぞれ職種の業務が体系化されている歯科医院の一つ。歯科衛生士も積極採用しているようなので気になる方はチェックしてみてください。
引用元:医療法人社団 徳治会採用ページ https://recruit.tokuji-kai.or.jp/
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